シュフの色んな旅!

元京都のマインドフルリビングストア、Green e Books(2014年5月で店舗は閉店)のシャチョー、スタッフ、講師といろんな人の書きこんできたブログです。現在は元シャチョー、シュフ ゆうこの気まぐれジャーナルです。ヨガ、占星術、瞑想、フード、サーフィン、子育て、海外、英語、などを内容に★
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Kathy Baker エピソード1



京都市左京区のゆったりとした時間が流れる一乗寺でケーキ教室を開いているKathy Baker
見た感じはとても女の子らしく、ふんわりとした印象が素敵な彼女だが、
いざレッスンが始まるとスイッチがはいり、キリッとした印象に変わる。
きっとひとりでお菓子を焼いている時もそうなのだろう。
真剣な眼差しで「お菓子」と向き合う。

 

小学5年生の頃に出会ったアメリカのお菓子の本がことの始まりだ。
あきっぽい性格なのにお菓子を作ることにはあきなかった。
家でお菓子を作っては学校の友達にあげていた。
みんなが美味しい美味しい、と喜んでくれる顔が嬉しかったのもあるが、
お菓子の焼き上がる香りが大好きで、何より自分の手でものを作るのが楽しくて続けていた。
友達にも好評で「将来はケーキ屋さんになる!」と思いそうなところだが、
実際そうではなかった。

 

「選択肢を増やすために」と製菓の専門学校に通うではなく、
地元福岡をでて京都の大学に進学する。
在学中はクッキー屋さんやカフェなどの飲食関係
でバイトをしていたが、
それでもまだ「菓子職人」という職業につこうとは思っていなかった。
だけど、大学
4年の時、滋賀から京都に引っ越してきた家の近所にアメリカンケーキのお店があった。
お店で焼いたお菓子を販売しながら、ケーキ教室をやっているお店。
自分の理想を目の前でみせてくれるひとがいたのだ。
すぐにバイトを申し出たが、その時は募集をしていなかった。
だが、なかば無理矢理(?)自分の履歴書を渡して、募集の際はすぐに連絡をもらえるように頼んだ。
それから半年後、念願叶って、そのお店でバイトとして働きだし、そのままそのお店に就職することになった。
いま現在の彼女の活動から遡ってみても、このお店との出会いはとても自然な流れのように思う。

 

彼女はそこで5年近くお世話になる。
京都のお店だけでなく、東京のお店でも活躍しているところ、次にお世話になるお店との出会いがあった。
彼女が京都で常連だったカフェで、カフェでおだしするケーキを一挙に扱える焼菓子専門の店をつくるというのだ。
彼女の目の前に新しい道が突如現われた。
東京で勤務していたお店も人気店で、メインで作っていたし、これから更に有名になっていく勢いもあった。
安定もしているし、将来性もあった。いままでお世話になったご恩もある。当然彼女は迷った。
が、決断の決めてになったのは「全て好きにしてもいい」という言葉だった。
挑戦することに決めた。

 

29歳の時、京都の新しい場所での仕事が始まった。
意気揚々と期待に胸を膨らませ、いきいきと働いている姿を想像したのだが、
実は最初の一年は自分の選択に後悔していたことを、彼女は正直に話してくれた。
「こなきゃ良かった…と思っていた」
というのも、「全て好きにしてもいい」とは言われたものの、

実際やってみると、全て自分の好きにはできないということに気がついた。
彼女がこうしたいと思っても、カフェが要求してくるものと合わなかったり、
周りにいる大勢のスタッフそれぞれのやり方や意見の違いがあった。
前のお店で頑張ってきた自信やプライドが彼女を苦しめることになった。
いままで自分はこんだけやった!一生懸命頑張ってきた!だから私が間違っている訳ない!
いまの彼女からは想像できないくらい、自分の殻に閉じこもって、でようとしていなかった。

 

学生の頃住んでいたとはいえ、地元から離れた土地にひとり。
京都で有名なカフェのケーキを全てまかされているプレッシャーと不安があったのだろう。
一生懸命やっているのに、なかなか自分が思うようにできないくやしさや心細さを隠そうとして、強がっていた。
周りのスタッフたちともプライベートまで仲良くしようとはしなかった。
一日の大半を占める時間を一緒に過ごすスタッフとそうなってくると毎日が面白くない。家と職場の往復だけ。
だんだん元気がなくなってきた。しんどかった。
「なんでこんなにしんどいんだろう?」「なにがいけないんだろう?」模索の日々が一年続いた。

 

 ある時気がついた。
「こんなんじゃダメだ。私が考え方を変えなくてはダメなんだ」
そこから彼女は自分から一緒に働くスタッフたちに声をかけるようになった。
「せっかく一緒に働いているんだから、仲良くした方が楽しいやん!」
「やったことないけど、やってみようかな」
と、あまり接点のなかったバイトの子にも、自分から自己紹介して挨拶にしにいったり、
これしかできません!と突っぱねていたレシピも自分で色々調べて試作を重ねた。
いま思うと、すごく簡単なことだった。
きち!きち!と、いままで自分で自分の周りを囲っていた、
自分を守るためのバリケードの撤去作業が始まった。





 
 
| green-ebooks | バヂル | 21:07 | comments(2) | - | pookmark |
そんなキャシーさんだったんですね
美味しさの陰にはそれなりの苦労と努力があるとは思ってましたが
| まさ | 2014/06/04 8:24 AM |
まささん、コメントありがとうございます◎
Kathyの陰の努力の積み重ねを感じました^^
| バヂル | 2014/06/04 9:22 PM |









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